【伊豆】第1回目:9月14日 番外編(帰還)

帰宅 わたし、普通の女の子に戻ります。

ええと…タイトルの通り、本日は帰還することとなりました!

怖気づいたかコノヤロー!はい、ごもっともです。怖気づきました。

本来なら本日は8番益山寺からなのですが、相変わらず局地的な豪雨が懸念される中、山の中に独りで立ち入ることはあまりお利口じゃないなと。

 

3日目はやめよう!と腹をくくったら気持ちが吹っ切れました。次こそは天気の良い日をしっかり見極めて第2回目の区切り打ちとして挑んでいきたいと思います。できれば伊豆の観光資源を学ぶためにもまた良い宿を見つけて…1泊2日ですかね。連休はなかなか取れないので(苦笑)

 

 

ということで、一二三荘さんで朝ごはんをいただきました。

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なんとも白飯が進むボリューム満点な内容でした!朝はパン派のわたしが白飯でここまで満腹になるなんて!(笑)美味しかったです。ごちそうさまでした!

 

そして部屋に戻って出発の準備をする。

 

ふと思った今回の旅で優秀だった装備ランキング

 

1位:先輩からお借りしたザック

 ザックが重いせいで○○できない…そんなことを言わせない素晴らしいフィット感、安定感のザックでした。

 

2位:直前で購入したトレッキングシューズ

 慣らし履きをあまりしなかったのに、靴によるありの披露、痛みはまったくと言っていいほど感じませんでした。またゴアテックスでなかったものの雨を意識したものを購入し防水スプレーを吹いていたこともあって雨による不快感もゼロでした!親身になって選んでくれたアウトドアショップのお兄さんにお礼を言いたい。

 

3位:金剛杖

 はじめは正直荷物だろうと思っていました。しかし独りで心細さを感じるとき、杖をつく音、鈴の鳴る音、不思議とこれらに励まされました。もしかしたら強くつきすぎたかもしれません。

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さて、雨が弱まったころを見計らって大仁駅に移動。最後に女将さんのお顔を拝見できませんでした…でもきっとまた来ますね!

 

 

大仁駅では久々にコーヒーを一杯。

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コーヒー飲料大好きな私が旅のあいだ全然摂取しなかったな~お酒はのんだけどほとんど水(フレーバーウォーター)で過ごしていました。

 

 

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本日のまとめ

大仁駅から最寄駅までの交通費:770円

飲み物代:130円

【合計:900円】

 

反省点

①昨日の夜から食べ過ぎた。以上。

 

 

 

さて、次はいつ出かけますことやら。でも1か月のあいだは開けないようにしようと思います。もしかしたら日帰りになっちゃうかもしれないけど、何年かかってもすべてこの足で歩き切ります!

 

 

 

あ、そういえば、

「なんでお遍路しているの?」と旅の途中でもよく聞かれたのですが…

 

元気があるからしています!

 

わたしの場合はしばらくはこう答えようと思います(笑)

 

 

 

それでは、またお逢いする日まで。

【伊豆】第1回目:9月13日 2日目(5番玉洞院~7番泉龍寺)

2日目です。6:30すっきり起床。

川の音か、雨の音か、温泉の流れる音か、よくわからないのですがちょいちょい目が覚めてしまったので睡眠不足を心配していましたが、いつもアラームで記録している睡眠サイクルを見たら2時以降しんだように眠っていたようです。良かった(笑)

身体は…うん、いつも筋肉痛にならないところが筋肉痛です。とくに膝から下の表側、すねとか足の甲が痛かったのですが素人ながらに昨日の峠の下りのせいかなと考えます。

 

5番:玉洞院 これを人は英断というんだ!

さて、昨晩から懸念していた雨が一段と強くなっていました。雨嫌いの正直わたしには日常生活でも外出をためらいたくなるような雨です。こういうときは「無理に頑張らない!」これに尽きると思います。ということで、昨晩からこうなったときのためのプランを考えていたのですが、とりあえず山に入らなくてはいけない8番益山寺は早々にあきらめることにしました。あとは雨脚次第で6番7番まで行くか行かないかを決めます。6番7番に行かないとなると1ヵ所しか回れないことになりますが注意報・警報が出ているときは個人的には歩くべきではないと思います。ちょっと悔しいけれど、区切り打ちをしているのだから区切り打ちのメリットをいかして今後も安全で快適な旅にしたいと思います!

 

ということで、大見山荘さんで朝ごはんをいただきました!当初は朝ごはんを食べずに早い時間に出発する予定だったのですが昨晩朝食をお願いしたら快く対応してくださいましいた。感謝。

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朝はパン派のわたしですが、こうしてたくさんおかずがあると米モリモリいけます!ここでもご主人の栽培するお野菜が大変美味でございます。ご飯も温泉も、そしてお部屋もご主人のこだわりがよく伝わり素朴でアットホームでおもしろいお宿でした。

 

いろいろお話に花を咲かせたご主人とのお別れは寂しかったのですが、10:00目前で雨脚が弱まってきたので意を決して出発です!一応レインポンチョとレッグカバーを着用しました。多少蒸れるけどまだ気温ががそこまで高くない時間帯なので小雨程度なら思いの外快適でした。気分も落ち込まずに済みます。

 

 

宿:大見山荘→5番:玉洞院 7.5km 1時間32分

途中google mapが認識しない遊歩道的なところを通るので多少誤差はあるかもしれませんが体感的にはほぼこの通りだと思います。

 

しかし小雨といってもやっぱり雨は雨。地図を開くと濡れるし、スマホにも水滴が付くからハラハラ…道中にある観光名所史跡などはできるだけ見てみたいなと思うのですがちょっとでも脇道それるとなかなか行く気すら起きません(苦笑)

 

上白岩遺跡

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縄文時代の遺跡だそうです!こういう形で残っているのは珍しいとのこと。

 

出発して30分もしないうちに豪雨に見舞われました。凹みつつも、この旅のために買ったトレッキングシューズやレッグカバーがちゃんと機能してくれていてテンションが上がります。複雑(苦笑)しかし何の考えなしに購入した帽子だけが水分を吸収しまくって重い…閉まっている店の貴重な軒先を見つけたので雨宿りのために少しだけ失礼しました。

 

また30分くらいすると雨はすっかり止みました。この日はこんな感じで30分おきに雨が降ったり降らなかったり。ポンチョ式のレインコートはホームセンターで1,200円くらいで買ったものなのでトレッキング用でなく機能的とは言えなかったんですが、脱いだり着たりがすごく楽だったので助かりました。でもやっぱりちょっとおしいのはゴアテックスじゃないからなのか…

 

そして歩き始めて1時間半!

 

やっと、

 

やっと、

 

やっと、

 

 

修善寺駅に着きました~!!(感涙)

 

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お寺じゃないんかい!!

 

まだどこも回れていないのにこの達成感よ(苦笑)昨日修善寺駅に到着したときの思いがこみ上げて…まだ2日目だけど…でもなんか「帰ってきたな~」っていう気分になっちゃって、極めつけは「ここから電車乗れば帰れる…」でした(失笑)だってだって、ここまで来るのにかなりがんばったよ?平坦だったけど。だってだって、ここまで来るのにかなり雨に打たれたよ?濡れなかったけど。

 

 とにかく、ここへきての修善寺駅は本当にありがたかったです。というのも1日目にも書いた通りきれいなトイレとセブンイレブン!おかげさまでしっかりとお昼ご飯休憩が取れました…そして雨雲レーダーを見るとしばらく雨の心配はなさそう!ポンチョを再びザックにしまって気持ちよく出発です!

 

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わたし的には修善寺といえばこの風景、赤い橋です(笑)

 

 

5番:玉洞院

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お堂は比較的新しいものですが、白というのが美しかったです!

 

読経するのにガサゴソやっているとご住職がいらっしゃいました。少し驚かせてしまったかもしれません。すみませんでした。こういうときにしっかりお遍路さんの格好をしていくといいのかもしれないとこちら以外でもたびたび思うことがありました。う~ん、悩ましい。

 

こちらのご住職にもここまでの行程を歩いてきたことを説明したところかなり驚いていらっしゃったのが印象的でした。歩く人が少ないのか、独りが珍しいのか、女性が珍しいのか…わたし個人的にももっともっと歩く人が増えてほしいと願ってやみません。独り歩きは寂しいというより怖いのでせめて到着したところに誰かしらいてほしいとどれだけ願っているか…

 

読経中は蚊が手にまとわりついて大変だったのですがさすがに本堂の前で叩くわけにもいかずおとなしく刺されておきました。

 

7番:泉龍寺  雨宿りなんて何年ぶりだろう

5番:玉洞院→大仁駅 2.1km 25分

 

さて、次のお寺を目指そうとしたところで再びの雨…しかも今度は雷雨。とりあえず、雨宿りがてら大仁駅を目指そう。ということでヒーヒー言いながらも大仁駅に到着。正直宿に入るには早すぎる時間。雨雲レーダーとにらめっこしながら行けそうなら6番7番だけでも行こうと変な意地が出てきてしまった。正直後になってから考えると、警報までいかないにしても注意報が出ているときには巡礼は中断してもいいのではないかなと思う。とはいっても、そのときのことなんてそのときじゃないとわからないですしね。

気が付けばずいぶんと長いこと雨宿りをしてしまったけどもう一度気持ちを奮い立たせて小雨の中次のお寺を目指すことにした!

 

 

大仁駅→7番:泉龍寺 3.2km 43分

ここも遊歩道を選択。5番からだと順番通りではないのですが、5番→7番→6番が一番効率的な回り方なのでこちらで行きます。といっても、8番に行かないわたしにはどちらも同じではあるのですが…

 

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晴れていればとどれだけ思ったことか…やっぱりどこか怖い。軽く肝試しだよ。もうこればっかりはこういうシチュエーションになったとき言いまくると思うのでどうか許してほしいです。だったら歩くな!て言わないでください(涙)

 

それにしても今日は宿を出てから誰とも会話してないな。君だけが心の支えだよ…サワガニくん。

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今日の宿に入るまでに4匹見つけました。こういう生き物だったらどんどん出てきてほしい。ヘビやイノシシはダメです。こっちが良くてもむこうがダメ。

 

 

7番:泉龍寺

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本堂前の踏み石の下に四国八十八霊場から持ち帰った砂が埋められているとのこと。

 

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ご住職から御朱印をいただき先を急ぎます…

 

雨がここでも降ったり降らなかったり…うう…気持ちにどんどん余裕がなくなっているのがわかります…

 

6番:金剛寺 わたしは何をしに来たんだっけ

7番:泉龍寺→6番:金剛寺 1.4km 20分

 

さすがに帽子から滴る雨と、トレッキングシューズでも滑る石畳と、湿気と薄暗さからくる空気の重さ…

 

わたしはなんでこんな日に区切り打ちをやっているんだ…

 だって区切り打ちじゃん!天気の良い日選べるじゃん!

 そんなことを考えながら本日最後のお寺に到着です。

 

6番:金剛寺

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 ほほほほほんまですか…ということで、ここではじめての寂しさを感じながら御朱印返送セットを作りこちらの納札箱に入れさせていただきました。サイズが合わないのでねじ込む形になってしまいましたが…箱の中はきれいになっていたのでちゃんと回収はしてもらえそうです。

しかし、これ以上は言わないけど、誰かに…誰かにお会いしたかった…(周囲の雰囲気が正直怖くて泣きそうになりました…)

 

宿:一二三荘 寂しさを贅沢で紛らわす人間(わたし)という生き物

6番:金剛寺→宿:一二三荘 4.6km 57分

 

気を取り直して宿に向かう途中、畑仕事を終えたおばあちゃんが話しかけてくれてそのままおばあちゃんのお家まで一緒に歩きました。↑の状態(苦笑)のわたしにはどれだけありがたかったことか…

 

あとはコンビニ前でおじさんに話しかけられた。「ヒッチハイク?」って聞かれて「お寺を回っていて今日はもう宿に入ります」と返すと、ハハハって感じで去っていった(笑)これも出会い(笑)

 

宿手前でまたまた豪雨に見舞われたけど、17:00無事に宿につきました。天気のせいもあるけどかなり暗くなってきていたので、これから冬に向けて区切り打ちをするときには気をつけなきゃなと思いました。

 

さて、本日お世話になるのは大仁駅近くの一二三荘さん。こちらも温泉宿です!

ということで早速お風呂へ…先客で60~70歳くらいと思われる方が2名いらっしゃいました。お風呂を上がった後にお話をさせてもらったんだけど、ここの温泉は本当に良くて筋肉痛なんてならないそうです。お二方ともこのあたりではそこそこ有名な温泉場にお住まいでしたがそれでもこちらの温泉に入りに来てしまうなんて…それは効果が期待できそう!

 

18:00待ちに待った夕飯の時間!

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おおおおおお!!豪華!!

 

特筆すべきは、

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伊豆牛!初めて食べました!美味しい!柔らかい!そして結構量があるんです。ゆっくり焼いていたら火が消えてしまって着火剤2個目をお願いする羽目になってしまった(苦笑)

 

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そして後から配膳された天然の鮎!!肉厚で美味しかった。奥は白飯だと思いきや、鮎ご飯!!嬉しい悲鳴!!全部いただきました…茶碗3杯分(笑)

 

他にも手作りのごま豆腐や、この付近で採れたものばかりで、1つ1つとても美味しかったです~ビールも2杯いけました~(懲りない)さすがに飲みすぎというよりは食べすぎ。そして眠気は21:00にやってくる。これはいくら歩いても痩せることはないのでしょうね。

 

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お部屋も広くて、お布団も敷いてもらって、贅沢です…わたしは贅沢をしに来たのではな…ありがとうございます!!!!(笑)

 

女将さんもハキハキした感じの中に優しさ、おもてなしの心を感じて今日1日あまり人と会話ができなかったのが一気に癒されました。ちょっと心細い思いもしたけどがんばってよかった~

 

 

正直翌日の行程には不安しかないのですが、明日は明日の風が吹く!ということでこの日も眠気には従順に…ぐっすり寝かせていただきました。

 

 

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本日のまとめ

歩いた距離:20.9km

歩いた歩数:31,218歩

 

お昼ごはん(セブンのおにぎり等と飲み物):523円

飲み物代:258円

御朱印代(300円×3ヵ所):900円

宿代(酒代込):9,710円

【合計:11,391円】

 

反省点

区切り打ちなんだから雨の日を選んでいかないこと!!これに尽きる!!

 …まあ、ほかにもいろいろあるんですが、要はこれだなって(苦笑)雨装備とか見直す点もあるんですが、要はこれだなって(苦笑)

 

あとはちょっと豪遊しすぎなことに反省したいところですが、今まで知らなかった伊豆の魅力が温泉や食にもたくさん詰まっていて…しばらくはこういうスタイルで行こうかな…なんて思っているわけです。でもアルコールの良は考えよう。そうしよう。

 

 

さて、ずいぶんと当初の予定から変わってしまいました。こういうことが初めてなので正直はじめは計画通りにいかないことの悔しさもどかしさがありましたが、2日目にして意外とあっさりと「仕方ない」と思うことができるようになりました。スマホの地図アプリを利用して自分の位置を確認し、スマホの天気アプリを利用してどこまで行けるか判断する。

たくさんの情報を仕入れることができるから先に進めることもあればたくさんの情報を仕入れることができるから足を止めなくてはいけないこともある。

安全に無理なく巡礼するための判断ができることに感謝して明日以降もがんばりたいと思います!!

【伊豆】第1回目:9月12日 1日目(1番嶺松院~4番城富院)

この日までテンションだけで準備をしてきましたが、出発を翌朝に控えた昨日はなんだか不安な1日でした。上手く言い表せないけど、本当に独りで行くのか~という感じ。でも当日になってしまえば行くしかないのです!よし!

 

出発 出発の朝なんてだいたいうまくいかないもの

最寄りの駅まで自力で行くつもりでいたのにそんな気持ちを察してか母親が車で送ってくれました。感謝。

 

最寄り駅発→JR三島駅

 

三島駅に到着し急いで伊豆箱根鉄道線へ乗り換えようとするも、切符を買うのにバタバタしてしまい当初乗る予定だった電車を逃す…まあ、1本遅れても修善寺からのバスは同じだし大丈夫!

 

7:56JR三島駅発→(伊豆箱根鉄道駿豆線)→8:33修善寺駅

 

修善寺駅が想像していたよりとてもきれいでビックリしました!トイレも広くてきれいだったのでありがたく使わせていただきました!しかしバスの出発が8:40と意外と時間がなかったので慌ててバス乗り場へ。

 

えーとえーと!たしか嶺松院最寄りの「田沢口」へは5番線のバス…

 あれ?5分前なのにまだバス来てないな…

 

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ん?

 

8:40 八丁池口 ◎運航日注意

◎ 4月~10月の土休日とGW、11月1日~11月30日の間運行

  

\9月!平日!残念でした~!/

 

些細なこととはいえ出鼻くじかれ感が半端ないです(苦笑)

そんなことで嘆いていると、後ろにバスカウンターがあることに気が付く。入ってみると大きな路線図と運賃の表示が…あ、もしかして事前に切符買えちゃう?ということで、販売所のお姉さんに声をかけて「田沢口」までの切符を購入。

 

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これを下車するときに整理券と一緒に入れればOKのようです!

 修善寺から先は電車がないから、バスがすごく発達している印象。新宿への高速バスも出ているみたいです!便利!

 

9:00修善寺駅→9:20田沢口(バスの時間なのでだいたいです)

 

 

1番:嶺松院へ 記念すべき一歩 ~本当にこれであってる?~

さて、「田沢口」で下車し無事にスタート地点につきました。まわりに何もなくて冷静になると寂しさがこみ上げてきちゃうけど、まだはじめのうちのテンションのほうが勝っていた。金剛杖を入れていた袋を取り去って、いざ出発!

 

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田沢口→1番:嶺松院 700m 9分(google mapより)

道中ではバタバタしていて細かい時間経過までは記録できないと思うのでわりかし正確といわれるgoogle mapの時間を参考にしたいと思います。でも今回歩いたことによってgoogle mapさん、結構鬼畜じゃないかと思い始める…

 

ということで、県道349号線の道幅が狭くちょっと不安だったけど(後でそんな道ばかりだったのですっかり慣れました)比較的平坦な道をすんなりと歩いて無事到着!

 

1番:嶺松院

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さて、伊豆八十八霊場はじめての参拝です。事前に購入した詳細本『伊豆八十八ヵ所霊場こころの旅』に沿って行います。

 

①山門や仁王門で一礼 して境内に入ります。⇒クリア!

②手水場で口をすすぎ、手を洗います。⇒手水場がない!

③本堂前にて、線香、お賽銭をあげる。⇒本堂が開かない!

納札と写経を収める。⇒やっぱり本堂が開かない!

⑤合掌して読経する。⇒どうがんばっても本堂が開かないのでそのまま読経する!

⑥納経所に奉納し、墨書きと御朱印を頂く。⇒無住につき2番でお願いします!

⑦山門を出たら振り返って一礼する。⇒クリア!

 

待て待て待て!ハードル多すぎじゃないですか?(苦笑)

本堂が閉まってる場合、少し開けて読経するものかと勝手に思っていたのだけどひょっとしてわたしは間違った作法を覚えてしまっていたのか… でもまあ、無住のお寺が多いことも承知していますし、すべて想像通りに行くとも思っていなかったので自分なりに心を込めてお参りをさせていただきました。…っていうスタンスでよろしいですか?

 

ちなみに以下の項目は設備の有無問わず今回のすべての霊場で省略させていただくことにしました。なにとぞご理解を。

・線香…設備のないところがありそうなため、火の始末の問題、荷物削減

・写経…日ごろから参拝時に納めることがないため。

・読経の一部…省略をして般若心経と回向文のみ唱えることにしました。

 

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戸のところには「開けたら閉めて!」的な感じで注意書きがあったので開けてはダメな感じにはとらえなかったんですけどね…(苦笑)

 

参拝後、時間がタイトだなと思って本堂以外立ち寄らないつもりでしたが右手奥にある弁財天もお参りさせていただきました。時間的、体力的に「余裕があれば」になってしまうかもしれませんがこうして本来の参拝以外の部分も見てこられたらいいなと思います。

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霊感とかないくせに怖がりなので独りで長時間滞在するのはちょっと不安でした(苦笑)

 

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よくよく見てみると後ろ岩山背負っているんですね!圧巻!

 

2番:弘道寺  狭い歩道と大きなヘビ、ながら歩きにご用心!

さて、次の霊場を目指します。

 

1番:嶺松院→2番:弘道寺 3.1km 48分 

 

とにかく歩ける部分が狭い…

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しかし右側を歩けば眺めは最高!

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景色に見とれて足元を見ていなかったらうっかり大きなヘビを踏みそうになる…よかった、わたし爬虫類苦手じゃなくて…(たぶんそういう問題じゃない)

 

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しばらく歩くと下田街道(国道414号線)と合流します。ここまで来ると人々の生活の営みが感じられて怖がりなわたしなのでちょっとホッとしてしまいました(笑)

 

途中お手洗いを発見したのでお借りしました。

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お隣がお土産屋さんだったのできっとその方の管理だったのでしょうね。とてもきれいに清掃されていて気持ちよく使わせていただきました。今思えばお土産物屋さんにも立ち寄らせていただけばよかった…

 

その先のセブンイレブンでお昼を購入です。ここから先、峠越えがあるので水分もしっかり購入。とはいえ天候のおかげでだいぶ涼しくここまであまりのどが渇きません。

 

あと郵便局があったので120円切手を購入しておきました。無住のお寺がある伊豆だからこそなのですが、専用の御朱印帳は1枚1枚バラすことが可能です。切手はバラした御朱印帳のページをポストや納札箱に投函し後日返送していただくために使います。折り曲げるのはいけないのかなと思い、定形外の送料です。

ちなみにわたしが用意した御朱印返送セットは以下の通りです。

・バラした御朱印帳のページ

・ご住職へのお手紙(1枚書いたものをコピーさせていただきました)

・返信用封筒(B5サイズ、120円切手を貼付)

・御朱印代300円(小さいチャック袋に入れてばらけないように)

以上を1つの封筒にまとめて入れます。

どのくらい使うかわからなかったので10セットくらい持ち歩きますが、区切り打ちなので1度にそこまで使わないかなというのが正直なところです。

 

郵便局から出ると巡回中のおまわりさんに声をかけられました。

おまわりさん「天城?」

わたし「国士峠です」

おまわりさん「遠いよ~(苦笑)」

わたし「ですよね~」

おまわりさん「気をつけてね!」

遠いのはよくわかっていたけど、ご心配ありがたかったです!

 

 

2番:弘道寺

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ご住職がいらっしゃったので少しだけお話をさせてもらいましたが、国士峠を越えて3番へ向かうというと先ほどのおまわりさんと同じ反応をされていました(苦笑)がんばります!

こちらのお手洗いが新しく建てられたのか大変きれいだったので峠越えの前にありがたく使わせていただきました!

 

3番:最勝院  国士峠恐れるに足らず(たぶん気のせい)

2番:弘道寺→3番:最勝院 13.6km 3時間16分

 

峠への道に入る前にさきほどのおまわりさんと再会!(笑)苦笑いをしながらも激励の言葉をいただき気合いが入りました!

 

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今回の独り旅に当たってはまわりから「寂しくないの?」と聞かれたのですがどちらかというと怖がりなわたしはこういう何か出てきそうな薄気味悪さとの戦いのほうがキツいです。(霊感も何もないくせに)まだ出発して間もないので気持ちが高ぶっていますがギアを入れて一気に登っていきます!

 

ということで、ガンガン歩いたら思いの外早く峠の頂上に着きました!

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そこまでキツくは感じなかったけれど、気が付けば周囲の山々と同じ目線になっていました!一歩一歩の積み重ねってすごいなぁ~

 

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ビビりすぎてなんの石碑かわからないままに撮影(苦笑)わたしは肝試しに来たのではないぞ…

 

そしてついに…

 

ガサガサ!

 

って音がしたから、腹をくくって周囲を見渡したら下のほうをウリ坊が駆け抜けていった…かわいい!が、親がいては大変だ!退散退散!

 

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道なのか林業なのかよくわからない。

 

徐々に下り坂になってきたので、どこかで読んだ「下りは靴ひもをきつくしめる」を実行してみた!安定感が増してなかなかいいかもしれない◎

 

しばらくすると、わさび田が見えた。

 

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これが筏場のわさび田

 

たまらない。

全部わさびだと思うと白飯3杯はいけそう。

そして何よりも景色が素晴らしい!ひたすら林道を歩いてきたわたしにとってこれは開放感以外の何物でもありませんでした!

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しばらく歩くと久々に民家が見えてきたので安堵感からか一気にお腹が減りました。時間を見ると13:00だったので道端で腰掛けられそうな場所を見つけてコンビニ弁当を食べるというチャレンジをしました(苦笑)個人的には清々しい気持ちだったけど近隣住民の方が見られたら不審に思われると困るので今度からは昼ごはんは歩きながらでも頬張れるカロリーメイト的なものにしようと決めました。

 

そして気が付いた。道が平たんになるとラクになるかと思いきや、逆に物足りなさから一歩一歩が重くつらく長く感じられる…

 

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3番:最勝院

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2番からここまでわたしのTwitterの記録をたどると3時間15分…google map恐るべし…ガンガン歩いたつもりだったんだけどな…

 

境内のお庭のお手入れ中で業者の方が入ってらしたので足早に失礼しましたが、時間があればゆっくり回ってみたいと思えるほど見どころがたくさんでした!

 

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4番:城富院  さあ、本日のウイニングロード!

3番:最勝院→4番:城富院 3.4km 44分

 

県道12号線に入るとまた見慣れたコンビニやスーパー、小中学校もあってちょうど下校の時間なのかにぎやかで気持ちが軽くなる。目の前から歩いてきた素敵なおばさまと目が合うと声をかけてくれたので少しのあいだ会話をする。おばさま曰く萬城の滝は素晴らしいので今度是非行ってみなさいとのこと。今回は観光を全く考えていなかったんだけど余裕ができたら伊豆の魅力的な部分をもっと知っていきたいな~というのは事実。元気なおばさまで話していたらすごくパワーもらったのでラストスパート!

 

すると県道から外れてすぐのところでまたヘビと遭遇(笑)笑って通り過ぎたけど、今度は色が結構ヤバイやつだった(苦笑)爬虫類嫌いな人だったら歩き遍路できないと思うんだけど…

 

 

4番:城富院

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本日最後のお寺なので一歩一歩階段を踏みしめるように本堂へ向かう。

 

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本堂を開けて左に納札箱、右に印判…これは!自分で!押すのね!理解!こんな体験滅多にできないと思って慎重に慎重にやったのですがそれでも曲がる印判…悔しかった(苦笑)御朱印代は賽銭箱に納めさせていただきました。

 

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宿:大見山荘 ご主人としゃべって笑って独り旅じゃないみたい!

4番:城富院→宿:大見山荘 2.3km 28分

 

帰り道、どこからかがむしゃらに「やっほー!!」と叫ぶ声が聞こえた(笑)近くの小学生だろうな…なんてなんとも微笑ましく思ってしまうあたりわたしも歳を取ったものだなぁと…いやいや!まだまだ若いし!これからだし!

 

ということで、16:15無事に本日の宿泊先である大見山荘さんに到着!

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今回唯一持っているお遍路装備ともいえる金剛杖、確か部屋に持ち込む前に洗うんだっけ…と思いだし、ペットボトルの水を使って先をジャブジャブ…よく見てみると先がかなり削れている。そういえば国士峠と越えているときに自分を奮い立たせるかのように強めに杖を突いてしまっていたなぁ…(苦笑)

 

ご主人から一通り館内の説明をしていただいて早速源泉かけ流しのお風呂へ!お風呂は貸し切りなので入浴中の札をかけておきます。独りで貸し切るには申し訳ないくらい広さがあります。蛇口をひねると源泉が出てくるタイプ!飲めるそうでコップが置いてあった!

脱衣所には洗濯機がありました。入浴後、館内案内を読んだところ無料で使えると。しかしこのときは気が付かなかったので速乾性の衣類は手洗いしてしまい、あとで脱水と乾燥だけさせてもらいました。ありがたい!

 

18:00すぎたくらいにご主人から声をかけられたのでご飯へ。

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お野菜たっぷり(ほとんどご主人が作られたとのこと)で、量も多すぎず(でもお腹はいっぱいになります)、美味しかったです!特にご主人の作られたジャガイモはよい意味であっさりしていていくらでも食べられそうなくらい!調子に乗ってビールまで頼んじゃいました。このあとご飯とお吸い物もいただきました。素朴で食べやすかった~

 

そしてなんといってもご主人との会話が楽しかった!食堂で1人か~と思っていたら食べ終わるまでご主人が会話してくれてはじめはちょっと緊張というか、気を使わせていたら申し訳ないなと思ったけどお酒飲んでいるうちに仏像好きのご主人との話についつい熱が入ってしまいました!

 

さらに調子に乗って自家製の梅酒までいただきました。変なクセのない梅の味が素直な美味しい梅酒でした…が、さすがに飲みすぎたな…反省反省(笑)まあ、いろいろ気を張っていた1日だったので開放できてよかったです!

 

食事の後、わたしにしては珍しく2度目の入浴。温泉って熱くてしょっぱいっていうイメージが強かったけど、こちらのお湯はすごくナチュラルで入りやすかったのかもしれません。 

お部屋も1人にはもったいない広さでした!畳から新しい香りがした。こじんまりだけど施設は清潔。

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お布団は自分で上げ下げをします。

部屋に備え付けのアメニティではありませんが、浴衣、バスタオル、歯ブラシセットなどはご主人に言えば出してくれるそうです。今回はせっかく自分で一式支度をしてきたのでそれを使います。

 

館内案内(ティッシュボックスの下にあるファイル)にはマッサージメニューもあってちょっと惹かれたけどさすがにそこまで贅を尽くしてはいけないなと思い我慢。

 

種類は限られますがペットボトル飲料はお安くいただけるので嬉しかったです!

 

そんなこんなで、いろいろ荷物をまとめたり、今日の行程を振り返ろうとしていたのですが、21:00すぎてどっと眠気に襲われ、気が付いたら爆睡!

ちょっと強い雨が降ったのか、川の音が気になったのか2時間おきくらいに起きてしまいましたがそれでも後半は爆睡でした(笑)そりゃ、あれだけ気を張って歩けば疲れるがな…

 

 

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本日のまとめ

歩いた距離:25.6km

歩いた歩数:34,550歩

(iPhoneヘルスケア参照、田沢口から計測)

 

最寄駅から修善寺駅までの交通費:830円

修善寺から田沢口までのバス代:490円

お昼ごはん(セブンのお弁当と飲み物):407円

飲み物代:280円

切手代(120円×10枚):1,200円

御朱印代(300円×4ヵ所):1,200円

宿代(酒代込、じゃらんポイント使用):7,460円

【合計:11,867円】

 

反省点

①公共交通機関でも思い通りにならないことはある!自分の荷物の多さを加味した行程を考えるべし!

スマホに目を落とした時に限って危険というものは訪れる!特にヘビがいそうな道(よくわからないけど)には気をつけるべし!

③自分が怖がりなことを忘れていたので、独り歩きでも怖くない方法を早めに考えるべし!

④1日歩いた後のアルコールはうまい!うまいので飲みすぎには気をつけるべし!

 

 

ということで、はじまりました。

区切り打ちなので今回は2泊3日でがんばれば16番まで行けるかなという行程を組んでいます。しかしなによりも天気が心配です。秋雨前線停滞中です。なんでこんなときに出発してしまったんだろうという後悔は少しありますが、とりあえずベストを尽くして無理はしない!明日からも気楽にがんばります!

持ち物リスト(随時更新)

通し打ちではないのであまり参考にならないと思いますが。

 

見やすいように一覧

・ザック(2泊3日以上:32リットル)

・ウエストポーチ 

・トレッキングシューズ

・金剛杖

・経本

・御朱印帳(使う分だけバラしたもの)

・納め札(使う分だけ)

・詳細本

・地図(「札所0番」でいただいたもの)

 ・御朱印返信セット

・速乾性のTシャツ×3日分

・タンクトップインナー(ブラ付き)×3日分

・ハーフパンツ

・インナータイツ×3日分

・トレッキング用靴下×3日分

・下着×3日分

・パーカー&ジョガーパンツ(部屋着)

・レインポンチョ

・トレッキング用レッグカバー

・折り畳み傘

 ・帽子

・タオル(手ぬぐい)×2

 ・食料(カロリーメイトなど)

スマホ充電器

・自撮り棒充電器

スマホ用携帯バッテリー

・電源タップ

・歯磨きセット

・シャンプー、トリートメント(試供品)

・ボディーソープ(試供品)

・洗顔料・基礎化粧品(試供品)

・日焼け止め

・眉ペン

・虫よけスプレー

・洗濯ネット

サロンパス

・絆創膏

・行程表(自作)

・現金、カード類

・コンパス

 

 

 

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【装備品】

 

◆ザック(借り物/32リットル)

⇒登山が好きな職場の先輩からお借りしました!

 (9/16追記)区切り打ち第1回の2泊3日で使用。8kg程詰めて歩きましたがザックが優秀なのかわたしが強靭なのか重さをあまり感じずに1日20km以上歩くことができました!しかし、今後しばらくは2泊3日の行程は計画できないので自分で買うときにはもう少し容量の少ないサイズを買おうと思います。

 

◆ウエストポーチ(家にあったもの)

 

◆トレッキングシューズ

⇒はじめは履き古したランニング用スニーカーで行こうと思ったのですが雨の心配もあったので思い切って今回のために購入しました!ソール柔らかめのミドルカット。かなり納得できるものを買えました◎

 (9/16追記)土壇場だったけど購入して本当に良かった!雨の浸透もなく歩きやすかったです。専門店のお兄さんありがとう!

 

 

【お遍路用品】

 

◆金剛杖

◆経本

⇒ネットショップで安いものを購入

 

◆御朱印帳

◆納め札

◆地図

◆詳細本

⇒伊豆88遍路にて購入した4点セット

 伊豆八十八ヶ所霊場巡礼 | 伊豆88遍路

 

◆地図(「札所0番」でいただいたもの)

 

◆御朱印返信セット

⇒お寺の方が不在だったとき用。自分の住所名前を書いた返信用封筒、120円切手、一筆書いた紙を封筒に入れて1セットとし、御朱印代300円を添えておいていく予定です。

 

 

 【一般的な旅の持ち物】

 

◆衣類(着用するものを含めず)

・速乾性の半袖Tシャツ×2

・タンクトップインナー(ブラ付き)×2

・ハーフパンツ×2

・インナータイツ×2

・トレッキング用靴下×2

・下着×2

・薄手のパーカー(部屋着もしくは防寒対策)

・薄手のジョガーパンツ(部屋着)

⇒洗濯ができるのかが不安だったため初回2泊3日分をフルで持っていきます。

 (9/16追記)幸い洗濯ができたのでこんなにいらなかった(苦笑)特にハーフパンツは2泊3日程度なら変えなくてもいいくらいでした。部屋着用もあらかじめ浴衣があるとわかっているならわざわざ持っていかなくてもよかったかな。動きやすくてよかったけど。

 

◆雨具

・レインポンチョ

・トレッキング用レッグカバー

・折り畳み傘

 

◆帽子

◆タオル(手ぬぐい)×2

◆食料

 

◆各種充電器等

スマホ充電器

・自撮り棒充電着

スマホ用携帯バッテリー

・電源タップ

 

◆日用品

・歯磨きセット

・シャンプー、トリートメント(試供品)

・ボディーソープ(試供品)

・洗顔料・基礎化粧品(試供品)

・日焼け止め

・眉ペン

・虫よけスプレー

・洗濯ネット

⇒お化粧はしない方向でおります。

 

◆救急用品

サロンパス

・絆創膏

 

【貴重品等】

◆行程表(自作)

◆現金、カード類

◆コンパス

 

自分なりに厳選したつもりではありますがザックの重量は7.3kg!

こんな荷物背負って歩いたことがないので、どうなることやらです(苦笑)

お遍路コミュニティ「札所0番」

先日、修善寺にあるお遍路コミュニティ「札所0番」を訪れたときのことを書きます。

 

1回目のブログには書かなかったのですが、わたしと「伊豆八十八霊場」との出逢いは伊豆霊場振興会さんのホームページを見つけたところからはじまりました。

伊豆八十八ヶ所霊場巡礼 | 伊豆88遍路

先日リニューアルをされてとても洗練されたおしゃれなサイトになっています!

 

いったいどんな検索をしていきついたかも今となってはわからないのですが、ちょうど会長様による通しの歩き遍路が結願されたころで、1回目のブログに書いた「ご縁」を感じたわたしはその場で問い合わせフォームから遍路用品の通販をお願いしました。今思えば今年立てた誓いがあると言えども思い切った決断でした。

 

数日して

①納経帳(伊豆八十八霊場専用のもので大きい)

②詳細本(『伊豆八十八ヵ所霊場こころの旅』般若心経CD付き)

③地図(お話によると車での巡礼向けとのこと)

納札(200枚綴り)

の4点セットが到着しました。

 

当初はこのセットにある地図を頼りに歩くつもりでいたのですが、どうしてもわからないところがあったため再び問い合わせフォームへ。

 するとお話を聞いてくださるということで、お言葉に甘えてお時間を割いていただくことになりました!

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「札所0番」はドットツリープロジェクト内にあります。わたしは車で行ったのですがちょっと迷いました(苦笑)事前に場所をよく調べ、わからなければ振興会さんに問い合わせましょう。

 

当時はブログを書くなんて思ってもいなかったので写真はこれだけですがこのうちの1棟が「札所0番」になります。すごくおしゃれな空間です。詳細な地図で道順やトイレ・コンビニ情報、また難所についていろいろな情報を教えていただきとても参考になりました。正直本やネットではわからなかった情報ばかりだったので実際に行ってお話を聞けて本当に良かった…と。土地勘のある方はいいんです…わたしは中伊豆、南伊豆が特に不慣れだったのでむしろ行っていなかったらこれからの道中かなり苦労したのではないかと出発前にして思うほどです。今後情報はどんどん更新・整理されていくと

思うので、個人で巡礼に行かれる方は常に最新の情報を仕入れてから臨まれると良いのではないかなと思います。わたしも伊東を過ぎたあたりでまたご助言いただきに伺いたいと思います。

 

「伊豆八十八霊場」は歴史は長いはずなのですが、一度人々の記憶から消えかけてしまっていたようです。特に歩き遍路についてはもう一度掘り起こす作業をまさに今やられている最中ですので、これからどんどん良い方向に向いていくのではないかなと思います。このまだ手探りな状態がたまらないと感じてしまうわたしなのでそれを待たずして出かけるわけなんですが…

 

 

余談ですが、伊豆半島は南の海から運ばれてきた島が本州にぶつかってできました。

 …いきなりなにを言い出すのかと思わないでくださいね。余談ですので。

 そのため火山島であった名残が半島のあちこちに見ることができ現在は世界ジオパークへの認定を目指して伊豆半島ジオパークが盛り上がりを見せています。

南から来た火山の贈りもの 伊豆半島ジオパーク

 

その「伊豆半島ジオパーク」について学べる施設「ジオリア」が今年になって開館しました。ちょっと興味があったので寄ってみました。

ジオリア-伊豆半島ジオパークミュージアム

開館時間:9:00~17:00

休刊日 :水曜日

 

写真がまったくなく伝わりづらいと思うのですが、小さな施設ではあるものの伊豆半島の成り立ちがサクッと学べる手軽な施設だと感じました。入場料は無料です。

ボランティアガイドの女性がとても熱心にお話してくださって、知識もかなりお持ちなので時間があれば延々と聞いていられそうなくらいでした。まったく興味がない方にはおススメできないのですし、お遍路に関係あるかないかといえば、ないのですが、遍路道を歩くにあたって自分が踏みしめている地面がかつてなんであったのか知っていると、お遍路の歴史はもちろんですが、地球の歴史まで感じながら歩くことができるなんて素敵なことなのではないかな…と思い本日はこのあたりで筆をおきたいと思います。

 

 

そろそろ荷物をまとめなくてはいけません。持ち物については区切り打ち且つ伊豆半島が地元で、いざとなればいつでも帰宅できるわたしなのであまり参考にはならないなと

思いつつも、これは1回目に書いた①自己満足を優先してがんばってまとめて記録に残していきたいと思います!!

伊豆八十八霊場巡礼(区切り打ち)出発の前に

はじめまして。

このたび伊豆八十八霊場巡礼(区切り打ち)のスタートを近いうちに控え、その道中を記録に残すべくブログというものを開設してみました。

初めての記事なのでそれなりのことを書いておこうと思ったのですが、文章がまとまらなさそうだったので、出発前の状況・心境を要点だけ書きます。

 

 

◆伊豆八十八霊場とは◆

四国八十八霊場ではないのか…そうです。四国ではないのです。仮にわたしが四国八十八霊場を巡礼するのであればこのくだりは不必要なのですが、伊豆八十八霊場については、もしかしたら聞きなれない方も多いと思いますのでここでしっかりご説明差し上げ…たかったのですが数行書いてみた結果、わたしなんかが語るのは百万年早い気がしたので、

伊豆八十八ヶ所霊場巡礼 | 伊豆88遍路

伊豆霊場振興会さんのホームページをご覧いただければと思います。

こちらのみなさまには出発前に行程の相談に乗っていただき、まだまだベールに包まれた伊豆八十八霊場に対しての不安をかなり解消することができました。大変感謝しております。

修禅寺に「札所0番」というお遍路コミュニティを開設されています。会長の遠藤様は実際に伊豆八十八霊場を歩き遍路(通し打ち)されていますので本当にいろいろなことをご存知です。とても頼もしい方です。わたしの巡礼の行程もおそらく遠藤様たちの歩いた道のりをなぞって行うことが多くなるものと思います。また途中経過などご報告に参ります。ちなみに「札所0番」を訪れるときは事前に連絡入れることをオススメします。

 

◆なぜお遍路に行くのか?◆

冒険心です。

と片付けてしまうのは簡単なので少しだけ経緯をお話しすると今年(2016年)に入ってからというものとにもかくにも絶好調なんです!!「昔から憧れていたこと」「興味があっても機会に恵まれなかったこと」「苦手だと思い込んでいたこと」そういうこと、人、機会との出逢いがおもしろいくらい身の回りにたくさんあることに気が付きました。そして、それらのこと、人、機会はわたしが手を伸ばしさえすれば、その手をがっちりとつかんでくれる存在ばかりでした。そして誓ったんです。

-よし、こうしてご縁だと思ったことは得意不得意にかかわらずすべて挑戦しよう-

おかげさまでこの夏からは自分で自分の首を絞める勢いの忙しさ(苦笑)それらが何なのかは今この場で話題にすることではないと思いますので書く必要が生じたときにこっそりと書くことにします。

とにかく、そうやって出逢ったものの1つが『伊豆八十八霊場』でした。そう、ご縁だと感じたのです。信仰心があるわけでもなく、何かに悩み自分探しをするわけでもない…今年立てた誓いにただただ従順になってみよう。そうして決心したのです。

 

◆なぜブログを書くのか◆

①自己満足

②後に続いてくださる方への道しるべ

前者は言うまでもありません。

後者については、わたしがこの巡礼の計画をするときに伊豆霊場振興会さんの次にお世話になったのが四国を巡礼した方々のブログでした。たくさんの方々が役立つ情報を発信されていて道のりは違えど大変参考になりました。そして、わたしもせっかくその一歩を踏み出すのだから、後に続いて歩いてくださる人にとって少しでも役に立つ情報を記録に残したいと感じるようになりました。もちろん先達はたくさんいらっしゃいますし、わたし一人でなにかやりたいわけでもありません。ちっぽけな1歩で構わないという軽い気持ちです。でもこうしたちっぽけな人間のちっぽけな1歩が、そしてそのあとに続く1歩が生い茂った草を踏みしだき道を作るのだとぼんやり考えるのです。

 

◆お遍路スタイルは?◆

本来であればしっかりとした装束をまとい出発をしたかったのですが、

①伊豆ではあの装束でお遍路さんと認識できる人が少なそうなこと

②伊豆が地元であるため知り合いなどに遭遇したときの気まずさ

この2点から、山ガールスタイル+金剛杖というかなり割愛した格好で巡礼を行うこととしました。これにはかなり悩みましたが、一般の方をビックリさせない、且つわかる人にはかろうじってわかるというスタイルを自分なりに考えた結果です。気を悪くされた方がいたら申し訳ないです。もちろん巡礼の作法は守り、自らの格好についても必要を感じればどんどん改めていくという柔軟な気持ちで行きたいと思います。つらくなったら無理をせず帰る。幸い伊豆に住まう者ですのでその辺は良い意味で軽い気持ちで挑みたいと思います。

 

◆スペック◆

30代前半 独身女子 伊豆半島在住 身長160cm代後半 標準体型

走ることが嫌いなのに週3回のランニング(1日10km以上)がライフワークになってきてしまったしがない事務職員です。30歳過ぎても多趣味で好奇心旺盛で落ち着きのない部類の人間です。

 

 

ということで、こんな調子ではいつ結願するのか全く想像がつきませんが、これからマイペースに更新していきますのでお付き合いよろしくお願いいたします。